ICTリハビリテーション研究会の3Dプリント自助具デザインコンテスト2023で最優秀賞となった、左前腕切断の方への調理用自助具の作成例です。最終的に出力するのは3Dプリンターですが、実際に使う人にあうように何度もデザインし直し出力する部分や、実際のデザイン中はとってもアナログでいろんな素材や形を試していて、工夫とアイデア満載。二人のCASEへのアプローチ例ですが、特に二人目の方へのデザインでは、そもそもの自助具のアイデアを練る部分で断端に合う形状を傘袋や帽子などいろんな衣料品を参考にする場面があります。ナイロン生地を縫製してアイデアを練るなど、自助具づくりの基本、そして熱意は本来3Dプリンターを使う・使わないに関係ないんだと改めて感じました。スキャンやプリンターへの出力、材料などとっても具体的に記載されています。時・場所によってはとても有益で広がりのある技術ですよね。
https://fabble.cc/kiyoshi-utsu/captaincook