top of page
民族服(カミーズ) 更衣 片麻痺

民族服(カミーズ) 更衣 片麻痺

​国・都市部/村落部

パキスタン ラーワルピンディ

​対象フィールド

在宅 地域

事例時期

2005

​投稿者

中村賢二

主な対象疾患

主に脳卒中片麻痺

事例対象カテゴリー

カテゴリー 1(ADL・セルフケア)

更衣(民族服 上衣)

カテゴリー 2(IADL・仕事・学習など)

カテゴリー 3(その他)

適正評価チャート

1: 悪い
2: まあまあ
3: 良い
4: 非常に良い
5: 素晴らしい
​機能性
平均評価 4 /5
現地技術との融合性
平均評価 4 /5
地域での必要性
平均評価 4 /5
人の尊厳や協力
平均評価 4 /5
経済性(価格)
平均評価 4 /5
環境負荷・利用
平均評価 4 /5

地域環境の特徴

現地では特に村落部で上衣(カミーズ)と下衣(シャルワール)の組み合わせを着る人が多い。
布を多く使い、下衣(シャルワール)は風が通りやすく蒸れにくい。上衣(カミーズ)はシャツタイプであるが長さが通常のシャツの2倍ほどある。比較的衣類はゆったりしているので着やすいが布が多いため、片麻痺者では手順の整理や練習が必要な場合も多い。写真付きで上衣のカミーズの着脱衣をイラストを用いてアプローチした。 地域の障害者向けの情報誌にも掲載をして頂いた。

試行錯誤したこと

実際にはイラストを渡すだけでは、自分の更衣の手順を結び付けてスムースに理解することは少ないので、家族や支援者との情報共有に有効な資料だった。今回は掲載していないがウルドゥ語に翻訳したものも一緒に用いることで、広い対象者と共有することができた。
本人とはイラストを見ながら練習し、イラストを指さしながら「ここの布が引っかかるね」、と難しい部分の共有に利用することができた。

課題・リスク

多くは関わる前の生活が長く、ADLについては家族や近隣者などがしてあげることで成り立っていることが多い。また富裕層などでは身の回りのことは専門で介助することが仕事になっている人もいる。本人と話しながら「どんな生活をしてみようか」と共有し、必要に応じたADLの関わりが必要であることは、現地でしばしば体験することだった。

その他コメント

なし

bottom of page